初心者でも安心して楽しめるフランスGPの魅力

フランスと言えば、ファッションや絵画など芸術の国というイメージでしょうが、実は自動車の文化も栄えています。日本の大手自動車メーカーとフランスの大手自動車メーカーはパートナーシップを締結している関係で、1999年に日本の自動車メーカーが傘下に入った際には、人的・経済的に支援を受けてV字回復を遂げています。そんな日本とも縁の深い自動車大国フランスでは、F1GPを開催しています。このフランスでのGP自体も、国際規模のレースとしては、実は最古と言われていて、GPとはそもそもフランス語で最高のレースという意味です。このことからも自動車レースの起源はフランスにあったことが分かり、自動車はフランスの発展に一役買ったと言えるでしょう。もし、フランスへ旅行をするなら、F1GPを観戦しに行ってみてはいかがでしょうか。

フランス開催のF1GP 場所はマルセイユ近郊のポール・リカール・サーキット

自動車レースの最高峰であるF1GPは、2018年以降5年間フランスで開催される予定です。場所は、同国最大の港町であるマルセイユ近郊のル・キャステレ村にあるポール・リカール・サーキットで、1970年に設立されてから、約20年間もの間、同国F1GPの舞台となってきました。近年同国大統領の支援を受けられず、自国でのGP開催は10年ぶり、同サーキットでの開催は28年ぶりとなりました。マルセイユは2013年に欧州文化都市となり、展覧会や公演などを積極的に開催してきたことで再生に成功し、市の財政が安定してきたことから今回のGP開催が実現したと言われています。この実現にあたり、同市はフェスティバルを主催して、F1のデモ走行や国産車のパレード、各種イベントを開催し、大いに盛り上がりました。

フランスで開催されるF1GPの日程やコース詳細

2018年のF1GPは6月22日から24日まで開催されました。全長約5.8キロメートル、全部で15のコーナーを有するコースで行われ、決勝は53週で争われました。今回のレイアウトでは、かつての見せ場であった長いストレートから高速で進入する右コーナーが無くなり、代わりにシケインが設置されました。これにより、ロングストレートでのハイスピードバトルは見られなくなったものの、アクセル全開率70パーセントにも到達するパワーサーキットとなり、パワーユニットにも注目が集まりました。とは言っても、8コーナー直前では時速300キロメートル以上にまで達していて、そのブレーキングテクニックも見どころのひとつとなりました。見せ場を押さえておけば、初心者でも十分に楽しめます。もし、フランスのF1GPを観戦する機会があったなら、上記のようなポイントに注目してみると良いでしょう。