2018年シーズンのF1(フォーミュラワン)は、フランスのGPが話題満載で、世界の注目を集めました。これまでずっと運転が禁止されていたサウジアラビア王国の女性が、なんとF1マシンを運転したのです。これは、サウジアラビア王国の女性の運転が許された日に合わせた記念イベントでした。決勝レースの前にルノーを堂々と運転した女性の姿は、なんともかっこよく世界的な話題となりました。この女性は、国際自動車連盟(FIA)の女性のモータースポーツ委員会のメンバーであり、母国でのモータースポーツ振興の役割を担っている方なのだそう。引き続き、2019年シーズンもF1のGPには注目です。フランスと言えば街も人もおしゃれで、雰囲気のある街並みは大変人気が高いです。そんなフランスでのGP開催は、なんと10年振りだったのです。
10年振りに開催したフランスGPは熱かった
フランスでのGPの開催自体は10年振りでしたが、このポールリカールのサーキットに至ってはなんと28年振りの開催でした。サウジアラビア女性の記念イベントも、フランスのGPが28年ぶりに再開されたことを祝うイベントのひとつとして行われたものでした。ちなみにルノーは、ご存知の通りフランスがホームであり、かつF1のスポンサーにも就任して、地元のF1熱を盛り上げるのに一役買っています。そもそもフランスはモータースポーツ発祥の地とされており、イギリスGPやイタリアGPに次いでフランスは歴史があります。当然フランスのGP復活には熱い視線が注がれます。3人のフランス人ドライバーにも注目が集まりました。2018年シーズンはフランス人ドライバー同士の接触トラブルでリタイヤや入賞圏外となり、結果は残せませんでしたが、トップドライバーの中に3人ものフランス人がいれば盛り上がるのも納得です。
フランスGPの日程が決定して今から楽しみ
2019年の開催スケジュールは、先の国際自動車連盟(FIA)の世界モータースポーツ評議会で承認され、決定しています。シーズンの幕開けは、まずは3月のオーストラリアGPです。12月のアブダビGPまで21レースの開催が決まっています。フランスのGPは、第8戦、6月23日に決勝レースが行われる日程が発表されています。ちなみに日本GPは第17戦、鈴鹿サーキットにて10月13日の開催が予定されています。このように、モータースポーツの最高峰のレースは、世界中のサーキットを巡って、ほぼ1年間私たちを楽しませてくれます。また、2019年シーズンはGPにとって記念すべき日を迎えます。第3戦目となる4月の中国GPは、「通算1000回目のGP」で、セレモニーレースとなります。世界最速の車を巧みに操る世界最高技術のトップドライバーたちの姿に2019年も釘付けとなるでしょう。